過敏性腸症候群と自律神経失調症は併発しやすいって本当ですか?
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過敏性腸症候群と自律神経失調症は男女問わず非常に併発し易い病気なのです。
これにはしっかりとした理由もありますし、具体的な関係性についてお話していきたいと想います!
腸は自律神経が支配している
腸を支配しているところはどこなのでしょうか?
確かに脳も腸に指令を伝達しているのですが、それを調整しているのは自律神経なんですよね。
自律神経失調症はこの文字の通り、自律神経のバランスが乱れてしまう病気です。
具体的な症状は目眩、呼吸の乱れ、異常な発汗作用、頭痛などがあります。
普段私たちが意識的に生活しているのは無意識的に活動しているこの自律神経なのですよね。
だって普段、呼吸していることを意識することがないのと同様に心臓のバクバクであったり食べ物を食べて時に胃から分泌される消化液等は意識的にやっている人はいません。
これらはすべて自律神経のおかげなんです。だからこそ自律神経失調症は怖い病気なんですよね。想像してみてください。
これら無意識な行動・活動に制限がかかったり不備が生じてしまうことを。。。。
想像してみたらでぞっとしてしまうと想います。
お話をもとに戻しますと、腸内活動もそうですし、オナラ、便秘、下痢も自律神経がコントロールしているということは
過敏性腸症候群と自律神経失調症の関係性は比較的簡単に想像がつくのではないでしょうか
また過敏性腸症候群に悩まされている方で手足の痺れや激しい頭痛、視界の乱れ、目がカチカチしてなにも集中することができない・・・
このような症状を感じたことがあるかたは一度病院で診察を受けてみることを早急におすすめさせていただきます。
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自律神経の乱れが引き起こす症状
- 耳鳴り
- 不眠
- 左右鎖骨リンパの腫れ
- ムカムカ
- うつ病のような気分の低下
- 免疫力の低下
- 精神的に不安定
- 運動能力の低下
- 胃酸の過剰分泌
- 下痢・便秘
- 腹痛
- 生理不順(女性の場合)
- 頭痛
免疫力の低下に注意
過敏性腸症候群や自律神経失調症にかかっている人は、知らず知らずのうちに「免疫力が低下」していることが多いです。
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免疫力が低下すると起こる病気
- 風邪
- インフルエンザなどの感染症
- 食中毒
- ガン
- 心臓病
- 不眠症
- 肌荒れ
- 口内炎
- 慢性疾患
- 急性疾患
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免疫力が低下している時のサイン
- 横になってから寝るまでの時間が長い
- 肌が荒れている
- ニキビ
- 皮膚がカサカサ
- 傷が治りにくい
- 下痢・便秘になりやすい
- 体が冷えやすい
- 疲れの溜まりを感じる
- お腹を壊しやすい
他の精神病にかかるリスクが高い
過敏性腸症候群も自律神経失調症も、同じように
心がストレスに耐えきれなくなり、身体に症状が出る病気です。
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過敏性腸症候群の合併症
- 社会不安障害
- 喘息
- うつ病
- パニック障害
- 強迫性障害
- 起立性調節障害
- 潰瘍性大腸炎
- 対人恐怖症
- 統合失調症
- 自律神経失調症
整腸剤は意味が無い
過敏性腸症候群と自律神経失調症を併発している場合に整腸剤を摂取したりお尻から注入してもあまり意味がありません。
病院にいくと整腸剤を処方されることはありますが、効果を期待することはできないでしょう。
問題は腸内にはないからです。
(繰り返し他の記事でも言っているのですが勘違いしている方が非常に多いので繰り返し御伝えします)
確かに腸内環境が乱れてしまうことでオナラや下痢、便秘、残便感を感じることはありますが
それらの根本的な問題点は腸内にはないんですよね。
また過敏性腸症候群と自律神経失調症を併発している場合、どちらを先に治すべきか?という質問を頂いたのですが。
どちらでも構いません。
というのが私の答えです。
しかし過敏性腸症候群を先に患っているのであれば過敏性腸症候群の克服から。
自律神経失調症を先に患っているのであれば自律神経失調症の克服から。
このようにしていくのがベストですね
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