過敏性腸症候群の悩まされている人が覚えておきたい食事の際の注意点とは?
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過敏性腸症候群は3つのタイプがあるのですが、基本的な原因は全く同じなんですよね。
それは腸の運動機能が正常に作用していないことになるのですが、普段の食事からでもそれを適切に調整することができれば
腸の運動機能を正常化させ、症状を改善させることができるでしょう。
今回は食事の際の注意点について5点ほどお話していきますね
食べるという行為と排便の関係性
食べ物を口の歯で細かく砕き、飲み飲むと胃へとそれは運ばれるのですが、胃に侵入物が入ると脳から腸に「動け!」という指令がでるのですよね、
このときの腸の運動のことをぜん動運動っていいます。
胃酸で食べ物が消化され胃と小腸で栄養素は吸収されるのですが、残ったカスが飲み込んだ水分と一緒に大腸になり、便となるのです。
便は直腸へと運ばれます。
カスと水分が混じった便が直腸の入り口部分に運ばれるとより強いぜん動運動がおこり、直腸の深部に到着すると
肛門から吐き出し易いように排便の準備をするのです。
排便の準備が整い始めると脳から「便意」の信号が送れ、この時に肛門の筋肉を緩めるようになるのです。
(自然と緩くなる筋肉のことを内肛門括約筋といい、自分で締めるか緩めるかコントロールする筋肉を外括約筋といいます)
便の塊が肛門付近にきたときに外括約筋をゆるめ、踏ん張ることで排便をスムーズにすることができるんですよね
食事時間を一定にするべし
このように食べ物を食べるという行為で胃にものが入る事で腸が働き始めるということがわかりましたよね。
腸の活動が異常に状態であるならばそれを一定にすることが過敏性腸症候群を克服する道です。
つまり食事の時間が乱れたりすることで体内のリズム(サーカディアンリズム)が乱れてしまうのです。
なので食事の時間を毎日一定にするだけでも下痢や便秘を防ぐことができますし普段の食餌をコントロールするだけでも体調は改善していくのです。
お仕事が忙しくて深夜まで働いている方は朝にご飯を食べるかどうかが不安定な方は多いですよね。
いつもより10分早く起きることができたらコンビニによってご飯を買うんだけど、そうではないときは買わないから朝食は食べないという方や
ダイエットなどで夜にご飯を食べる日と食べない日がある。などなど食事のリズムが一定ではないと過敏性腸症候群もそうですし
腸の不調・病気になりやすい傾向にあります。
特に朝に腹痛に悩まされている方や電車に乗っているときに激しい便意に襲われることがあるかたはしっかりとその前にご飯をたべ、自宅で排便をしておくことをおすすめさせていただきます。
朝食のせいで通勤・通学途中に便意が襲われてしまうと不安の方は休日に試しにやってみるとよいのではないでしょうか?
⇒生活リズムを整えて過敏性腸症候群の痛みを軽減し腸と脳のバランスを整えよう
朝の朝食も大事なのですが夕方の食事も重要です。
寝る間際に食べるとエネルギーや神経活動が消化活動に費やされるために睡眠の質が低下しまったり、朝になにもたべられくなってしまいますからね。
お仕事でお忙しい場合でも食事の時間を一定にできるように心がけることでお腹の調子は良くなることまちがいなしです
ゆっくり噛み締めながら食べること
忙しい方や男性の方は比較的食べるのが早い傾向にあります。
もちろん適切な量を食べることは前提で暴飲暴食をすることや全く食べない日もあるけどめちゃくめちゃく食べる日もあるというリズムもあまりおすすめはしません。
過敏性腸症候群の方は特に刺激に対して過剰に腸が反応することが多いのでよけいに神経をすり減らしてしまったり胃腸に負担を大きくかけてしまう恐れがありますからね。
精神的なストレスだけではなくて、肉体的なストレスも感じさせないように注意するようにしてくださいね。
心と体を鎮める時間と位置づける
ただ物を胃のなかに収める、空腹を満たす時間という認識はあまり良くはなく、
食事は人間が生きて行くうえでの必要な時間であり、リラックスすることができる時間でもあるのです。
時間がない方は仕事をしながらであったりパソコンをいじりながら少しずつ食べるのではなくて、
食事の時間は食事の時間と予め設定しておくとよいでしょう。
自律神経のバランスを整えることができますし、集中しなくてはいけないと思っても1日10時間以上も集中し続けることなんて人間にはできません。
ただぼんやりと他のことをしながら食事をするのではなくて、心と体を休めながら食事を取るようにしてくださいね。
そうすることで腸内活動も一定近づけることができるでしょう。
適切な分量を食べる
さきほど暴飲暴力はいけないとお話しましたが、少なすぎても良くはありません。
というのも便秘や下痢の症状が重すぎる場合は、食べることや水分を補給することに恐怖心すら感じる方もいます。
事実私が過敏性腸症候群の症状で苦しめられていた時期は食べるものの量を減らすことで問題は解決できると思っていたのです。
結論からいうとそれは間違いであり、例え便秘や下痢が酷かったとしても食べる量を減らし過ぎてもいけません。
量を減らせば、腸の運動であるぜん動が働くなるばかりか、余計に便が出にくくなるのですよね。
食事の量を減らしたところで下痢の根本的な原因を治さない限りは下痢が回復の方向へ行く事もありませんので
時間をかけて適切な分量を一定の時間帯に食べる習慣をつけるように意識してくださいね。
- 食べるという行為と排便の関係性
- 食事時間を一定にするべし
- ゆっくり噛み締めながら食べること
- 心と体を鎮める時間と位置づける
- 適切な分量を食べる
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