腸内環境の悪化は免疫力の低下を招くって一体どゆこと?
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腸内環境の悪化は免疫力の低下を招くって一体どゆこと?
いやー、最近腸内環境って言葉を良く耳にしますよね。
でもこれって一体どういうことなのでしょうか?
詳しく見て行きましょう!そうすることで過敏性腸症候群やくっさいオナラの仕組みが解るかもしれませんからね
マルチプレイヤーの働き
一般的に腸は小腸と大腸に分けられていますが消化、吸収、排泄に関係する人間が生きて行く上で非常に重要な器官ですよね。
単に喉から食べ物を入れたとしても消化しなくては、栄養素を吸収しなくては、いらないものを排出しなくては意味がありません。
食べ物をそのまま体内で置いておいても腐って大変なことになるだけです。
無意識的な活動ではあるのですがこれらはすべて腸がやってくれているわけで、確かに他の器官も働いてくれるのですが、より大きな役割を担っているのは腸ですよね。
そういった意味で生きて行くうえでの最終兵器なのではないでしょうか?
消化・吸収・排泄をするマルチプレイヤーと言っても良いですね。
腸が弱ると免疫力が低下する
腸の働きが弱く成ったり活動が非効率化してしまうことによって免疫力が低下するようにになります。
人によってあまり差はないのですが、腸の大きさは大体8.5-9メートルもあり、広げた大きさはなんとテニスコート一面分なのです。
その腸のなかにはおよそなのですが100兆個の菌が存在しているんですよ。
こうしている間にも100兆個の菌が身体の中でうようよしていると想像するだけでも少し気持ちが悪いかもしれませんね。
「菌」と聞くと嫌なイメージが湧くかもしれませんがご存知の通り良い菌っていうのも存在しております。
それは善玉菌と言われるものです。腸に存在している菌は
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌
この3つ種類です。日和見菌っていうのはあまり聞いた事がないかもしれませんが善でも悪でもない菌という分類です。
またその比率は上から,20%,10%,70%となり、割合的に日和見菌が多いと言えるでしょう。
ここで重要なのはこの日和見菌は善にも悪にも染まる!ということです。
体調が悪かったり生活リズムが崩れていると日和見菌は悪の方に加勢するということになります。
また最近の研究でわかったことなのですが腸内の存在しているこれらの菌は腸内環境だけではなく免疫力の機能にも影響を与えているということです。
体外からのウイルスやダメージを守ってくれている免疫機能なのですが、それが体内に入って来るとそれに対する「抗体」を作ります。
その時に抗体を作るのはリンパ球なのですがそのうちの6割が腸内に集中しているために腸内環境が悪いと適切なリンパ球を作り出すことができなくて
ウイルスに感染したり、外からのダメージに対処できなくなってしまうということですね。
なので生活リズムの悪化などで腸内に住む日和見菌が悪玉に変化してしまうことで腸内環境が悪化し、免疫力が低下していくということです。
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自律神経の乱れが引き起こす症状
- 耳鳴り
- 不眠
- 左右鎖骨リンパの腫れ
- ムカムカ
- うつ病のような気分の低下
- 免疫力の低下
- 精神的に不安定
- 運動能力の低下
- 胃酸の過剰分泌
- 下痢・便秘
- 腹痛
- 生理不順(女性の場合)
- 頭痛
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免疫力が低下すると起こる病気
- 風邪
- インフルエンザなどの感染症
- 食中毒
- ガン
- 心臓病
- 不眠症
- 肌荒れ
- 口内炎
- 慢性疾患
- 急性疾患
過敏性腸症候群にも影響
腸内環境が悪化することでもちろん過敏性腸症候群に影響を及ぼします。
免疫力が低下するという事はストレスや緊張といった心理的なプレッシャーにも弱くなってしまうのです。
これによって免疫力が高まっているは上手くプレッシャーを処理することができたのに、そうではなくなってしまったら
同じ刺激に対しても過剰に反応してしまうことでお腹が痛く成ったり、オナラが止まらなく成ったりするということですね。
交感神経、副交感神経からなる自律神経と脳から刺激が送られることによって反応する内蔵神経という2つの神経によって支えられている
ということもついでに覚えておきましょうね!
それはどのように腸内の環境に影響を及ぼしているのか?あなたは意識していますか?
実は食事が変わって来ているのでそれにともない腸内の環境にも大きな変化があったのです。
ではどんな変化なのか?みていきましょう!
食物繊維摂取量は減退し、脂肪分を多く摂取するように成った
どれくらい減退しているのか?については厚生労働省のデータを参照してみてください
果実に関しては少し上がっているのですが、総量に注目してみてくださいね。
このように見ると1日の食物繊維摂取量は5mgも減って来ているのがおわかり頂けると想います。
- タンパク質
- 脂質
- 炭水化物
これはアメリカ、フランス、日本の比較なのですが、日本国内だけでも見ても
昭和40年と平成21年とでは脂肪分の割合に変化が生じていることは一瞥するだけでもおわかり頂けると想います。
アメリカ、フランスとは比べると脂肪の割合はまだ低いのですが、
昭和の時代と比べるとその比率は非常に大きくなっていると言っても過言ではないでしょう。
乳酸菌にも変化
この図は株式会社カゴメのデータを参照しております。
このようにみると植物性乳酸菌と動物性乳酸菌の摂取量にも大きな変化がありますよね。
動物性乳酸菌は牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの動物に由来するもので植物性乳酸菌は植物に由来するものなのですが、動物性のものは身体に取り込んだとしても胃酸に弱く、そして体調にも影響させやすいので
植物性に比べるとあまり持続的かつ効果的ではないのです。
つまり人が摂取するべきなのは植物性のものなのですが図を見る限りでは比率は大逆転を起こしていますよね。
漬け物やミソや醤油、酒に含まれる植物性乳酸菌の方が生命力は高く、胃酸に晒されても大丈夫であり腸に直接届きやすいというメリットがあります
さきほどの図と見比べてみると大きな変化があることはおわかり頂けたかとおもいます。
大腸がん患者の急増
食生活の大きな変化に伴い、なんと腸に関する病気の患者数も急増してきています。
罹る率も高くなってきており、2004年度には女性の死因の第1位が大腸がんに成りました。
つまりいままでは食べ物の摂取するだけで腸内環境を清潔に、そして綺麗に保つ事ができていたのですが
現在では意識して摂取をしなくては腸内環境を綺麗にし、便秘・下痢を改善させることはできないということですよね。
私たちの身体は食べ物で生成されているのでそれが変化するという事は私たちの身体を変化させているということで
年々食事が欧米化することで生活のバランスを乱しているといえますよね。
悪化するとこんな症状に悩まされる
腸内環境が悪化することに伴い、悪玉菌の量が増えます、
悪玉菌の量が増えると排便する機能が低下するので腸の中に本来は排出されているはずの老廃物が溜まります。
老廃物が溜まることによって不快な症状、違和感、お腹がポコポコと鳴り、違和感を感じるように成るのです。
違和感を感じているということは腸内環境が悪化しているということなのですが、
つまりこれらの症状が堂々巡りのように繰り返されてしまうというわけです。
便が腸内で発酵や腐ることで余計にガスが溜まりやすくなりお腹が膨れて来る(腹部膨張感)こともありますし胃が圧迫されることにより腹圧が高まり、
胃酸が逆流しやすくもあるのです。
食欲が減退もしてきますので本来であれば摂取する事ができた栄養素も取り入れることができなくなったり、腸内を掃除してくれるような食べ物の
摂取量もへっていくでしょう。
また便が腸内に長時間留まることで腸が腐敗して臭い匂いを発するものを吸収してしまうので身体にも悪影響を及ぼします。
自分では気がつかない間に体臭や口臭も臭く成り、ワキガに悩まれている方はより独特の匂いになってしまいます。
「しっかり身体は綺麗にしているし、歯磨きだって欠かしたことないのに・・・」
それらは表面的なものであるために、芯部で臭い匂いを吸収していると消臭予防をしても意味を成しませんよ。
腸内環境が悪化すると便も硬くなりやすくなるために、排便をするときに思わず力を肛門にいれてしまいますよね。
そうなってしまうと今度は痔にかかるリスクが急増してしまうことにもなるので注意してくださいね。
排便をすることができずに腸内にいつまでも留めておいてしまうと大腸ガンだけではなく、ポリープができる要因にもなりますので十分に注意していきましょう
- 肉類
- ハムやベーコン
- アルコール
- 肥満
- 体重増加
これらは大腸がんになりやすいリスクが高い物です。十分に気をつけることを注意されて頂きますね!
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